「〜いけない」と思ってませんか?【今浪隆博・連載コラム】


エンドランのサインが出た時、「ゴロを転がさないといけないな」と思いフライを上げてしまった「三振をしたくない」と思えば思うほど三振をしてしまう。

また、マウンドでイニングの先頭バッターに対して、「フォアボールは出したくないな」と思っていたけどフォアボールを出してしまった。

こんな経験をしたことはないですか?

実は、この結果にはある共通点があります。それは、[否定形を使っている]です。脳というのは否定形を認識できません。

「パンダがボールで遊んでいる姿をイメージしないでください」

いかがでしょう?

パンダがボールで遊んでいる姿をイメージしないことは出来ましたか?

正確にイメージしないまでも、おそらく多くの人が、白と黒や大きなボール、または小さなボールが頭の中に浮かんできたのではないでしょうか?

これはどういうことかというと、「〜しないでください」と言われても、無意識にイメージをしてしまっているということです。

結果を出したいときに、多くの選手は否定形を使いがちです。

例えば、「エラーをしてはいけない」「しっかり投げないといけない」「打たないといけない」「ランナーを返さないといけない」など。

否定形を使うと、頭の中では「エラーをしている姿」「しっかり投げられていない姿」「打てない姿」「ランナーを返せない姿」をイメージしてしまいます。

イメージトレーニングというものがあるように、イメージをすることによる力は強力です。

否定形を使うことによって失敗した姿をイメージしてしまい、本当に失敗をしてしまうのです。

【否定形を言い換える】

では、どうすればいいのかと言うと、今まで使っていた否定形を言い換えてください。

例えば、「エラーをしてはいけない」は「アウトにする」、「しっかり投げないといけない」は「しっかり投げる」、「打たないといけない」は「打つ」、「ランナーを返さないといけない」は「ランナーを返す」のように、自分の言葉で言い換えてください。

言い換えることによって、成功している姿をイメージすることができます。

ポイントは、他人の言葉ではなく自分の言葉で言い換えることです。

結果を出したいときにほど、否定形で自分と会話をしがちです。

逆に、結果を出している選手は、肯定形で自分と会話をしていることが多いです。

なかなか思うような結果が出ていない選手は是非、自分が使っている言葉を意識してみてください。

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About Author 〜著者について〜

今浪 隆博

今浪 隆博

1984年7月6日生まれ。福岡県北九州市出身。 平安高校、明治大学を経て2007年北海道日本ハムファイターズに入団。2014年東京ヤクルトスワローズに移籍。2017年現役引退。 現在は、選手時代の自身の病気の経験から、アスリートが抱える『メンタル面』での問題を解消し、より高い成果を出すためのサポートをしたいと一念発起し、スポーツメンタルコーチの資格取得し、メンタルコーチとして活動中。日本スポーツメンタルコーチ協会認定スポーツメンタルコーチ。