各グローブの特徴と使い方~「あみ」で捕球の意識⁉︎~

いよいよ球春到来です。プロ野球も開幕し、本格的な野球のシーズンがやってきました。今日は、「各グローブの特徴」について書いていきたいと思います。

まず、グローブの種類について一般的に5種類あると言われています。その種類とは、「投手用」 「内野手用」「外野手用」「キャッチャーミット」「ファーストミット」です。それぞれ、各ポジ ションを守ることに特化した形になっています。

次に、捕球面について大きく分けて一般的に、 3種類の呼び方があるのをご存知だと思います。その3つとは、「土手」「」「あみ」です。そして、5種類あるグローブの中で、「芯」と「あみ」はそれぞれ異なる場所にあります。

【投手用】
投手用・グラブ
【内野手用】
内野手用・グラブ
【外野手用】
外野手用・グラブ
【キャッチャーミット】
キャッチャーミット
【ファーストミット】
ファーストミット

キャチボールやノックを受ける時、グローブのどこで捕球することを意識しているでしょうか? おそらく多くの人が「」で捕ることを意識していると思います。「芯」で捕ることは、グローブ を持った時に、一番最初に教えてもらう基本であり、スムーズに握り変えを行うために必要なことでもあります。

だからこそ注意してほしいこと

それは、「 芯で捕らないといけない」 という思い込みを持ってしまうことです。「芯で捕らないといけない」と思いこんでしまうと、逆シングルで捕球することが困難になる 可能性が高くなります。また、高く上がったバウンドに対してショートバウンドで捕球することも困難になります。なぜなら、逆シングルにしても、ショートバウンドの打球にしても、「あみ」 を使ったほうが捕球できる確率は高いからです。

ほとんどのグローブの「あみ」は、オートマチックに打球の勢いを殺してくれるような形状をしています。「あみ」を使うことによって、楽に捕球をすることができるだけではなく、逆シングルやショートバウンドを捕球する際に起きやすい「土手」に当たって弾くということも、「土手」から遠い位置の「あみ」を意識することによって防ぐという利点もあります。また、「土手」にあたって弾くということは、打球の勢いを殺せていないから起こる現象であり、仮に「土手」にあたっても打球の勢いを殺せていたとしたら、捕球出来るはずです。この打球の勢いを殺すという作業を、「あみ」は勝手に行ってくれるのです。

グローブの特徴をつかもう

ポジションのコンバートなどで、使うグローブの形状が変わった時に、上手くいかないという話もよく聞きます。例えば、サードからファーストや、外野手から内野手などです。スムーズにコンバートに対応するためには、各ポジションの特徴を掴むことも、もちろんですが、グローブの特徴を掴むということも非常に大切になります。内野手用のグローブは、捕球をしてから握りかえがスムーズに行くように、「」で捕球をしやすい形状をしています。この内野手用のグローブの感覚のままファーストミットを持ってしまうと、「芯」の位置の違いに戸惑ってしまうということが起こります。

なぜそのようなことが起こるのかというと、ファーストミットの「芯」というのは、内野手用よりも「あみ」寄りにあるからです。ファーストというポジションは、捕球をしてからすぐに送球をするというプレーが少なく、送球を受けるというプレーが圧倒的に多いため「芯」が「あみ」寄りにあることで、深くしっかりとボールを包み込めるようになっています。こういったグローブの特徴を掴んでいれば、早く送球をしようと焦ってしまい、握りかえが上手くいかないということを防ぐことが出来ます。

グローブの特徴から、ポジションの特徴もつかめるのです。外野手用のグローブも、ファーストミットと同じようなことが言えます。外野手からファーストへのコンバートが比較的、スムーズに行えるのはこのようなグローブの特徴が似ているからということが言えます。

外野手から内野手の場合はこの逆で、「あみ」寄りの「芯」を土手よりに意識することで、グローブを外野手用のグローブよりも浅く使うことができ、また「」の位置が身体よりになるため、捕球姿勢を外野を守っているときよりも、低くする必要性があることに気づけると思います。そうすることによって、握りかえがスムーズに行えて、内野手に必要なスピード感を身につけることが出来ます。

最後に

キャッチボールの時から、「芯」で捕るという意識だけではなく、「あみ」で捕球することも意識してみてください。「あみ」で捕ることを意識していれば、「あみ」で捕球したときにも握りかえが、スムーズに行えるようになると思います。

過去の動画にも、同じような内容を残しているのでそちらも参考にしてもらえたらと思います。是非、グローブで捕球する場所は「芯」だけで はないことに気づいてもらい、レベルアップに役立ててもらえたらと思います。

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About Author 〜著者について〜

今浪 隆博

今浪 隆博

1984年7月6日生まれ。福岡県北九州市出身。 平安高校、明治大学を経て2007年北海道日本ハムファイターズに入団。2014年東京ヤクルトスワローズに移籍。2017年現役引退。 現在は、選手時代の自身の病気の経験から、アスリートが抱える『メンタル面』での問題を解消し、より高い成果を出すためのサポートをしたいと一念発起し、スポーツメンタルコーチの資格取得し、メンタルコーチとして活動中。日本スポーツメンタルコーチ協会認定スポーツメンタルコーチ。