西武移籍の内海は復活なるか、来年はFA宣言?


今月20日、巨人ファンにとって目を疑うニュースが報じられた。

というのもFAで加入した炭谷銀仁朗捕手の人的補償で内海哲也投手(36)が西武に移籍することが発表されたからだ。

内海はここ2年で7勝と思った成績を残せなかったが、巨人一筋15年のベテランで最多勝2回・通算133勝でリーグ3連覇に貢献した功労者である。

そんな内海の西武移籍にファンからは驚きの声と悲しみの声、そして巨人への怒りの声がSNS上で溢れている。

復活の兆しが見えた今年

2017年シーズンは防御率5.77で2勝に終わり、今季は開幕2軍スタート。

それでも1軍昇格を果たすと5月10日の阪神戦で今季初先発・初勝利を挙げ、その後も好投を続けシーズン終盤まで先発ローテションの一角を担った。

7月31日のDeNA戦では4年ぶりの完封勝利を挙げるなど、7月を終えて4勝2敗防御率2.11と、打線の援護に恵まれないながらも勝ち星を積み重ねる。

しかし8月最初の登板の阪神戦で4回6失点を喫すると、8月以降は1勝3敗で防御率は2.11から4.17まで悪化し登録抹消。

シーズンを通して復活と言える活躍を果たすことはできなかったものの、引退が噂されていただけにまだまだ1軍でやれるだけの実力を見せてくれた。

来季の完全復活を後押しする2つの材料

内海が西武へ移籍することは来季の復活に向けて、好材料が2つある。

味方にあの山賊打線

1つ目の材料は、やはり今年リーグ優勝を果たした山賊打線が味方になることであろう。

浅村が楽天へ移籍したものの、その破壊力は来年も健在であろう。

内海の今季の援護率(9イニング投げて何点援護してもらえるかの指標)は3.00と巨人先発投手陣の中でもっとも低い数字であった(菅野は4.29、山口俊は3.81)。

対する西武は最多勝のタイトルを獲得した多和田の援護率は6.95、阪神からトレードで今季11勝と進化を遂げた榎田も6.15、

先発投手でもっとも低い援護率でも十亀の4.75、次いで菊池雄星が5.05と山賊打線の恩恵は巨人打線と比べて別次元と言えるだろう。

内海は今季5イニング以上を投げて2失点以内が9回、3失点が1回、4失点が2回であった。

もちろんセリーグとパリーグの違いはあるものの、もし仮に山賊打線の援護を受けれていたならば、2桁勝利を達成していてもおかしくない。

来季の内海はこれまでと違いう援護点の多さにびっくりすることであろう。

パリーグは左腕が少ない?

今季パリーグで規定投球回(143回)を達成した投手9人中で、左腕投手は菊池雄星のただ一人であった(セリーグは8人中4人)。

また100イニング以上投げた投手の中での左腕投手の人数はセリーグの21人中9人で約2人に1人に対して、パリーグは26人中6人と約4人に1人と左腕の少なさが特に目立つ。

左腕が少ないということは打者が左腕投手の軌道に慣れていないということだ。

実際に今季から西武に移籍した技巧派左腕の榎田は先発で11勝を挙げるなど、キャリアハイの成績を残した。

また内海も今季の交流戦で3試合に登板し、勝ち星こそなかったが17イニングで3失点と好投を見せている。

36歳ながらもパリーグで内海がもう一花咲かせても全然不思議ではない。

来年にはFA権行使で巨人復帰?

来年から西武に移籍する内海だが、FA権は既に取得している。最速で来オフにFA権を行使して巨人復帰といったこともあり得るのである。

本人もいずれは巨人に戻れたらといった旨のコメントをしているだけに、巨人復帰は既定路線で考えたほうがいいだろう。西武ファンからしたらなんともふざけた話であると思う。

しかしこうとも考えられる。

西武は来年、菊池雄星がメジャー挑戦で左腕投手が一枚いなくなる。

そこで来季は内海で足りなくなった左腕投手を補強。(セリーグから移籍の左腕投手が通用することは榎田投手で味を占めている。)

そして来オフにFA権を行使されて巨人に復帰されたとしても、内海の年棒は1億円で西武の中でもBクラスなので再び人的補償を巨人から獲得できる。

来年は丸・炭谷も加わり、プロテクト枠も今年以上に圧迫されるであろう。なので今年以上に有望な若手がプロテクトから外れる可能性が高くなる。

もしこれが現実となれば、巨人はFA補強によって逆にチームが弱体化というなんとも面白いことになるかもしれない。

もしかしたら内海にとって最悪なことに、FA宣言をしても獲得に乗り出さないというまさかの事態が起きるかもしれない。

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